ごろりん10本足をケロケロケロ
2017年04月29日(土)
長老は、いそのんが持ってきてくれた餡子トーストをモグモグと食べています。
おいしいのうケロ、いや〜実においしいケロ
甘いものが、長老の緑色の脳ミソを活性化させたのでしょうか、
閉じられていたまぶたはパッチリと、口元も心なしきりっとしています。
3枚目の餡子トーストをたいらげた長老は、深刻な面持ちでいる大使館のカエル星人達に言いました。
もう一度言おう、企画の始まりを80冊にすればよろしかろうケロ
やってるうちに、何とかなるものケロ
それでだめなら、何とかするケロ
それでもだめなら...ケロ
まぁ、ともかくやってみる事が大切ケロ
大使館のカエル星人達は、長老の気迫に圧倒されています。
そうして、これまで不安げな顔をしていたのがウソのように、活き活きとしてきました。
さすが長老さまケロ、なんとかなるケロ
なんら根拠も裏づけも無いのに、長老は皆に信頼されているのですね。
これが、年の功というものなのでしょうか。
さらに長老は続けます。
ココニちゃん事件担当のカエル星人に、やってもらえばよろしかろうケロ
おぬしらは、歯車の回収に行かねばなるまいケロ
全体を掌握できる洞察力、やはりただ者ではないようです。