さて本題の「手拭い」だが、まずは生地についてである。
生地は、綿の実(コットンボール)から紡いで糸を作るところからはじまり、織物の縦方向と横方向の糸を準備し製織・検反・精錬・漂白・生地巻といった工程を経て出来上がる。
生地も用途によっていくつか種類があるが、最も手拭いに向いている「綿100% 和泉木綿(別れ霜)特岡規格」を使用する。
そして、今回こだわった染め「注染本染」である。
まずは、糊置きのための型紙作りである。
原稿をもとに、職人さんが丁寧に切り抜いて作ってくれる。
その型紙を使って生地に防染糊を塗布していく。
3〜4反分の生地を折り返しながら、防染糊を一型毎に塗布していく。
明日に続くケロ