ゆめのまたゆめ第66話 プロローグ
2019年12月31日(火)
ここは、かえる王国いそのん家の2階にあるスタヂオiの事務所です。
言わずと知れた、カエル星人の地球上の活動拠点です。
カエル星人は、ゆめタマゴの中で、すぴーぐぐぐぅ、いそのんの夢の中にダイブしています
あたりは、依然とモヤのかかった状態で、何も見えません。
カエル星人は、モヤの中をどんどん上に上がっていきます。
昇りのエレベーターに乗っているときと同じ感覚が足に裏から全身に伝わってくるのです。
ふと気がつくと、音が聞こえています
ダダッ、ダーダーダ、ダ〜ン、ダー、ダー、ダ〜ン、
音楽は、同じメロディーを繰り返しながら耳の奥でどんどん大きくなっていきます
そうして、我慢できなくなるくらいの大音量になったと同時に、目の前のモヤが晴れて、周囲が見えてきました。
あれれ〜、寝袋から起きあがったいそのんが見えるケロ
カエル星人は、夢たまごの中で目を覚ましました。
いそのんの夢にダイブしてから、あれこれ懐かしんでいる間に、朝8時の目覚まし時計が鳴りいそのんが起きてしまったのでした。