ゆめのまたゆめ第106話 火蟲の巻
2020年02月16日(日)
ここは、かえる王国いそのん家の2階にあるスタヂオiの事務所です。
言わずと知れた、カエル星人の地球上の活動拠点です。
いそのんは寝袋の中に入ってから、難易度のが高めの数独パズルをつらつらと解いてゆき、ほぼ終わりが見えてきたところで、眠りにつきました。
カエル星人は...ゆめたまごの中で、あっという間に眠っています
この時間差が、夢にダイブした時の白いモヤを通り過ぎる時間に比例するようです
カエル星人にとっては、3回目のダイブです
さすがに3回目となると、冷静に観察する余裕も出てきます
夢の底にたどり着くまでに、白いモヤの中をゆっくりと沈んでいきます
ときおり、モヤの切れ目で映像が現れては消えるを繰り返すのです
映像は、モノトーンだったり極彩色だったり、鮮明だったりボヤけていたり...
しばらくすると、身体が沈む感覚が少しずつ小さくなって、そうして足が地面に着きました
いそのんの夢の底は、もやがかかってまっ白です
ゆめの底に到着ケロ
いそのん、数独パズルをしてるケロ
周囲のモヤが、次々と数字の形をした煙に変化していくのです
そうして、白いモヤが薄れていきます
カエル星人は、眠る前にかぶってきたケロムシトランスレーターが、夢の中でもちゃんとかぶっているか心配でした