【ココニレーダー2を求めて】
2015年10月21日(水)
このまま順調にいけば、1時間後にはカエル星の地表に降立つことになるのだ。
そこで、長老からココニレーダー2を受取る手はずである。
ケロケロ平野の小豆で作られた美味しい餡子を堪能したカエル星人は上機嫌で、口の右端にへばりついた餡子を舐めながらオタマジャクシ号をオタマーンのビットから切り離す作業をしている。
オタマジャクシ号は、お尻からゆっくりと後退していき、一定の距離が保てるようになったら、クルリと反転して降下を始めるのだ。
降下開始までの間の、大気圏突入の最終チェックである。
進入角度オッケイケロ
全てのチェックを終えた直後のこと、通信機のランプが点滅しだした。
地球のスタジオiからの連絡である。
何か、事態が急転したようである。